れきすけ

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「れきすけ」とは

「れきすけ」とは

れきすけは歴史資料を利用した研究のための、歴史資料に関する知識や経験を共有するシステムです。史料の活用を推進し、新しい研究に役立つことを目指しています。

日本各地に残る歴史資料(史料)は、天候情報を利用する歴史気候学、古地震学などの地球惑星科学、天文学、生態学などの自然科学分野のみならず、経済学、社会学など人文社会におよぶ多様な分野で利用されています。一方、このような史料は測器による観測データやボーンデジタルなデータとは異なり、研究で利用するためには多くの処理を必要とします。とりわけ、歴史学などの専門分野以外の研究者にとって、くずし字翻刻や現代語訳は大変な作業です。そして、研究者だけではなく、さまざまな人々が史料を利用し過去について調べています。

しかし、そもそも「どの史料に目的の情報(例えば、地震や天候の記録)があるのか?」を知ること自体が大変です。そのため、さまざまな歴史的な情報の記録(歴史的記録)を探しているさまざまな人々が、史料探査を助ける方法を求めていました。一方、データ本体の共有にはさまざまな障壁があり、どんな研究にも利用できる多種多様な史料の全文のデータベースを一部の研究者や一つの研究機関で構築するのは容易ではありません。

そこで、れきすけ作成グループとROIS-DS-CODHは、これまでの研究などで得られた史料に関する情報、つまり、知識や経験などを共有するシステムの構築を考えました。

それが、「れきすけ」です。

れきすけのデータは、書誌情報や歴史的記録に関するものであり、データそのものではありません。それにより、データの公開などに関わるさまざまな問題を回避でる上、提供する情報作成も比較的容易です。これまでの書誌情報との大きな違いは、史料を利用した人々が、その経験から得られた史料を利用する上での情報を共有できるところです。それだけではなく、史料に関する時空間情報を扱い、時間情報による検索機能や位置情報について地図表示や地域単位での絞り込みもできます。

例えば、気候の研究のために史料を探していたとしましょう。しかし、史料の書誌情報では、天気や気象災害に関する情報を得ることはできません。そこで、れきすけを利用すると、それらの情報を持っている史料を探すことができます。さらに、翻刻の状態、観測地の変遷、記述の信頼性、すでに研究で利用されているなど、研究者が必要な情報を得ることができます。

史料を利用する多分野の研究者にとって、たとえやや曖昧な情報であっても、一から史料を探すより、役立つと我々は考えています。そのため、れきすけの情報全てにおいて厳しいチェックを行なうよりは、提供することに重点をおいています。そして、誤りなどは気づいた利用者はデータ提供者にコメントすることもできます。史料利用者の相互協力のなかで、情報の信頼性を高めていきたいと考えています。「れきすけ」の情報は、多岐にわたる史料利用者の相互協力によるものであり、さまざまな研究分野で史料が利用され、史料の価値が再認識され、史料保全にもつながると期待しています。  

このような考え方にご賛同いただいた方に利用いただきたいと思っています。

メンバー

れきすけはコンテンツを「れきすけ作成グループ」、システムをROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が構築および運営しています。

れきすけ作成グループメンバー

  • 代表:市野美夏(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)
  • 北本朝展(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)
  • 増田耕一(首都大学東京 都市環境学部)

協力者一覧

準備中

データポリシー

本サイトの情報を利用した論文・報告文には、これを利用した旨を明記すること。

実際に史料を利用する際は、所蔵者のデータポリシーに従うこと。

免責事項

れきすけの情報は史料探査の負担軽減を目指し、曖昧な情報も合わせて提供しています。このような背景のため、れきすけが提供する情報を利用する際は、利用者自身の責任のもと、情報を確認することを前提としています。れきすけの情報は協力的な研究者が無償で提供している情報であり、ROIS-DS-CODHがその信頼性について一切保証するものではありません。また利用者が本データを利用することによって生じる、いかなる損害についてもROIS-DS-CODHが責任を負うものではありません。

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